ゴールデンレトリバーに適したドッグフード

ゴールデンレトリバーに適したドッグフードは、ゴールデンレドリバーの事をよく知らないといけません。
ゴールデンレトリバーは、温厚な性格でしつけやすく、陽気で明るく、人なつっこい家族の一員として生活している犬が多いと思います。
しかし、名前のレトリバー(回収犬)が示す通り先祖は、猟犬です。
ふつう、狩猟犬は基本「肉食」ですが、ゴールデンレトリバーは「雑食」です。
肉だけだと栄養が不足してしまい、体に弊害が出てきます。
オスで30~35kg、メスで25~30kg位の体重になりますので、この体重を支えるしっかりした骨格と筋力がつくようなドッグフードが必要です。

そこで、ドッグフードを選ぶ際のポイントは、「肉」と「野菜」のバランスの取れたフードで、グレインフリー 無添加 ヒューマングレード タンパク含量・質 ミネラルバランスなどに気を付けて選ぶようにしましょう。

ゴールデンレトリバーには、大型犬長毛種であるゆえに起こるいろいろな症状があります。
ゴールデンレトリバーの体毛は、ダブル―コートで、トップコートは直毛かまたはウェーブがかかっていて、アンダーコートは水をはじくように密集しています。
皮膚のトラブルも多く、「耳が臭う」「あちこちを痒がってかく」「涙やけで、顔がきたない」などの、アレルギーから起こる症状が多く、「グレインフリー(穀類抜き)」「無添加」は必須です。
タンパク源が1つのフードを与えていると、アレルゲンが特定しやすいです。
アレルギーやアトピーは水分の蒸散しやすい皮膚の薄い部位から始まる傾向があります。
耳、指の間、脇、腹部、内股などに痒みが発生しやすく掻いたり、噛んだりすることで悪化しやすいです。
特に、垂れ耳のために、耳の中の環境が多湿になりやすく細菌やマラセチアが繁殖しやすく、あまりに耳を掻くと耳介の中で出血を起こし、耳血腫になることもあります。

ヒューマングレード タンパク含量・質 ミネラルバランスは、丈夫な体と、綺麗な被毛を維持する事において重要です。
「歩き方が不自然」「走るとうさぎ跳びになる」「ゆっくりしか歩けない」「横座りになる」などの症状が起こっている場合があります。
それは、関節に異常がある場合が多く、股関節形成不全、ひじ関節形成不全、関節炎のおそれがあります。
早めに診断を受けることが大事です。
治らなくてもドッグフードやサプリで、進行を抑えたり、改善できたりする場合が多いです。
関節炎や形成不全がある犬の場合は、グルコサイン、コラーゲン、コンドロイチンが付加されている、ドライフードも多く出ています。
サプリを与えても良いでしょう。
放置すると、運動不足になり肥満になり、一層歩けなくなり悪循環になります。

このような病気の症状を少しでも緩和するためには、筋肉や骨格として本当に身につくタンパク質を原材料としているドッグフードを選ぶとよいです。
ドッグフードに含まれているタンパク源にミートミールや家禽類などの副産物が多く含まれているドッグフードだと、消化吸収されずに便として排泄されてしまい思ったほど身につきません。
良質タンパク源のものを与えましょう。
そして、すべてにおいてドライフードをあたえると、歯石の付着を防ぎ歯周病の予防ができます。

その犬にあったドッグフードを与えて、長生きしてもらいたいですね。

【参考】
ゴールデン・レトリーバーに適したフード:http://www.nrcadoption.org/14.html