ドッグフードのカロリー

ドッグフードのカロリーは、パッケージに表示されています。
だいたい、100gあたり350kcalくらいのドッグフードがベストだといわれています。
犬の1日のカロリー摂取量はどのぐらいが適しているのでしょうか?

一般的に以下の数式で1日に必要なカロリーを計算することができます。

生後4ヶ月まで
3.0 ×( 体重 × 30+70)Kcal
生後4ヶ月~成犬
2.0 ×( 体重 × 30+70)Kcal
成犬(避妊・去勢手術をしている場合)
1.6 ×( 体重 × 30+70)Kcal
成犬(避妊・去勢手術をしていない場合)
1.8 ×( 体重 × 30+70)Kcal
高齢犬(避妊・去勢手術をしている場合)
1.2 ×( 体重 × 30+70)Kcal
高齢犬(避妊・去勢手術をしていない場合)
1.4 ×( 体重 × 30+70)Kcal
ダイエット中の犬
1.0 ×( 体重 × 30+70)Kcal
年齢や避妊・去勢手術が済んでいるかいないかで、こんなにも違います。
これは、あくまでも目安で、ドッグフードの量は運動量によっても変わってきます。
ところで、ドッグフードのパッケージを見ておおよそのカロリー計算をしている飼い主が多いと思いますが、もし、おやつをあげているのであれば、おやつのカロリーも入れなければなりません。
犬に総合栄養食と水を与えれば、おやつは不要ですが、しつけのために与えるのであれば、適量を守るようにしてください。
ほどんどのドッグフードには、「水分」「タンパク質」「脂質」「灰分」「粗繊維」「ビタミン」など主要な栄養素が数値化され、表示されています。
まずはこの部分をよく確認し、犬の体格、健康状態、年齢によって定められている栄養素の値に合うフードを選ぶようにしてください。

犬は食べるのが大好きです。
あげればあげる分すべて食べてしまいます。
肥満は大敵です。
関節炎や椎間板ヘルニア、皮膚病を引き起こすこともあり、糖尿病や心臓病、ガンの発性率も増加します。
カロリーが高すぎては困るからといって、なんでもカロリーオフタイプのドッグフードにする飼い主さんがいますが、それでは逆に栄養不足になったり、犬に過大なストレスを与えたりする結果にもなります。
若い犬でも毛がパサパサで艶がなくなったり病気になりやすくなってしまいます。
犬がどのくらいのカロリーを消費できるかはそれぞれの犬によって異なり、消化吸収率も違うので、表示だけにとらわれないよう注意しましょう。
ドッグフードを与える回数と量を把握し、体重管理をきちんとしてあげましょう。