ドッグフードの添加物使用料の制限

日本では、ペットフード安全法で添加物の使用基準が設けられています。
特に、添加物については、ペットフード工業会の「添加物使用に関する自主基準」があり、この基準の下に製造・輸入を行っています。
「添加物使用に関する自主基準」に含まれる添加物は、米国のAAFCO(全米飼料検査官協会)やEUのFEDIAF(ヨーロッパペットフード産業同盟)など欧米で法的に規制されている使用可能な添加物、および日本における食品添加物、飼料添加物に限られています。
添加物には 化学合成品と天然原料の2種類があります。
一般的に悪いイメージがあるのは、化学合成品の添加物で、天然原料の添加物の方が効果は低いけれど体への負担は少ないといわれています。
ただ、化学合成添加物であっても配合量さえ守れば、必ずしも悪いとはいいきれません。

添加物にも役割や働きはいろいろとあります。
栄養分を強化して、栄養価を高める栄養添加物や、酸化防止剤など品質を保持するための添加物、または嗜好増進を目的として酸などが利用されることもあります。
ペットフードの栄養バランスを整え、有効成分を補強するためには、ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸類といった栄養添加物を欠かすことはできません。
たとえば、猫は野菜等に多く含まれているカロチンをビタミンAに変換できないので、ビタミンAを添加して必要な量を摂取できるようにします。
でも、生物質や抗菌剤といった薬剤は薬事法などで規制され、特定のペットに使用すると弊害のあることが分かっている添加物は使用することができません。
添加物には使用制限のあるものもあり、無制限に加えていいというものではありません。
日本ではペットフード安全法で制限のある合成添加物の使用基準が決められています。
使用制限のある添加物は以下の4つです。

【参考】ドッグフードの添加物:http://www.tibettibet.jp/tennkabutu.html

エトキシキン

非常に強い抗酸化作力を持つ合成抗酸化剤です。
防腐力が高く非常に安価なため、飼料の添加物として世界中で使用されていますが、日本では食品添加物としても農薬としても認可されたことはありません。
毒性が強いため人間用の食品で使うことは禁じられているのです。

BHA

バターやマーガリン・魚介冷凍品など限定的ではありますが食品添加物としての使用も認められています。
非常に強い抗酸化作用を持ち、膀胱ガンや甲状腺ガンを引き起こす発ガン物質であるとも言われています。

BHT

BHAと同様、冷凍食品やガムなど一部の食品添加物に使われていますが、ガンを誘発する恐れがあるとされている非常に危険な添加物です。

亜硝酸ナトリウム

肉の保存料として使われると共に、肉を鮮やかな赤色に発色させる発色剤としての役割もあります。
亜硝酸ナトリウムは、肉類に含まれるアミンという物質と化学反応を起こすと、ニトロソアミンと呼ばれる発ガン性物質が発生します。

日本でつくられたドッグフードも、外国でつくられたドッグフードもペットフード安全法の基準を満たしていないと、日本で販売できない仕組みになっていますが、かわいい犬のためです。
ドッグフードを購入する際には、表示をよく確認してから購入してください。

【参考】
高評価ドッグフード:http://mintblue.vivian.jp/ranking.html