関節に健康配慮したドッグフード

犬の関節痛がある場合の症状として、モンローウォークで歩く、うさぎ跳びになる、足を痛そうに3本足で歩く、つま先をそっと地につけて歩く、横座りになるや、足を触ると怒る、じっとして動きたがらない、散歩に行きたがらないなど様々です。
関節痛の症状がある場合は、次のような病気の可能性があります。

  1. 膝蓋骨脱臼
  2. 股関節形成不全
  3. 前十字靱帯損傷
  4. 手根、足根関節炎
  5. 変形性脊椎症
痛みの激しい場合は、レーザー治療や、鎮痛薬を注射したり、薬を投与したり獣医師の診断を受けて行います。
でも、日ごろのドッグフードで、症状の進行を抑えられたり、改善されたりする場合が多いです。

関節には、人間と同じでグルコサミンやコンドロイチンが存在します。
グルコサミンは軟骨を再生したり修復したりする効果があります。
コンドロイチンはグルコサミンから作られ、軟骨の分解を防ぎ、軟骨に水分を保つという役割があります。
関節炎になりやすい犬種は、ラブラドールレトリバー、ゴールデンレトリバー、ボーダーコリーなどの大型犬や、ポメラニアン、パピヨンなどの小型犬、ミニチュアダックスフントなどです。
特に、ラブラドールレトリバーやゴールデンレトリバーは股関節形成不全が遺伝するといわれています。
ミニチュアダックス小型犬には膝蓋骨脱臼が非常に多く、幼少期から膝が外れやすく痛みが出ることがあります。
いずれの場合も、コンドロイチン・グルコサミン、オメガ3脂肪酸を含むドッグフードやサプリメントの内服が効果的です。
オメガ3脂肪酸は関節の炎症を促すプロスタグランジンなどの活性を抑える働きがあります。
グルコサミン・コンドロイチンが入っているドッグフードは、サプリメントほどグルコサミン・コンドロイチンが含まれていませんが、関節の維持に必要量は含まれています。
食事として同時にとることができます。
投与を忘れたということは起きないので、簡便なところがメリットです。
人間用のグルコサミン・コンドロイチンは、人間に必要なグルコサミン・コンドロイチンの量と犬に必要な量は異なります。
また、過剰摂取した場合は胃腸障害が起こることもあるので、必ず犬用を選びましょう。
補足として、床がフローリングで滑る場合は、滑り止めとしてフロアコーティングや絨毯で対策を立てましょう。
また、肥満の犬の場合関節に負荷がかかり、軟骨が押しつぶされるようになることもあります。
ドッグフードでの体重管理が大切です。

【参考】
おすすめドッグフード:http://stationstreetpgh.com/index.html