納豆のドッグフード

高タンパク質で整腸作用の高い納豆は、犬の身体にとても良い食品です。
犬用の納豆も販売されています。
納豆の原料である大豆は、良質のタンパク質を含み栄養満点の食べ物です。
しかし、この大豆は、生のままでは表面が堅く食べることができません。
人間も、煮たり、いろいろな食べ物に加工したりして食べています。
その中でもポピュラーな納豆は納豆菌が含まれた発酵食品です。
大豆をより食べやすくさらに消化吸収をよくするものが、納豆菌なのです。
納豆菌によって発酵することで、大豆はさらに栄養豊富になるのです。

納豆には、納豆にしか含まれないナットーキナーゼという成分が含まれています。
この成分を含む納豆を食べることによって、犬の病気の中でも増加傾向にある心臓病や肥満、高血圧など人間と同様の効果があるといわれています。
また、皮膚や粘膜の健康を保ち、免疫機能を保つ効果もあるといわれています。
栄養豊富で、良いことだらけの納豆を犬に与えても大丈夫ですが、犬に納豆を与えるときの注意したいことが、3つあります。

1.犬に納豆を与えすぎない

納豆は発酵食品なので、与えすぎると腸内にガスがたまってしまいます。
適量は、7~8kgの小型犬で10g前後です。
目安は、現在販売されている納豆は1パック40g位です。

2.与えるときに絶対に味付けはしない

人の残りは、少量でも与えてはいけません。
もちろんネギやたれなどは、使ってはいけません。
犬は、あまり噛まないで飲み込むので消化がさらによくなるように、細かく砕いてあげるといいでしょう。

3.大豆アレルギーに注意する

犬の中には、大豆に対してアレルギー症状が出る犬がいます。
その場合、納豆を与えると口の周りをかゆがったり、皮膚が荒れてきたりします。
このような症状が出て、大豆アレルギーが疑われる場合は、病院でアレルギー検査をした方がよいでしょう。

納豆を犬に与える際には、生でも加熱しても大丈夫です。
納豆菌は、100℃で加熱しても破壊されることがありません。
生の場合は、納豆を細かく砕いてドックフードにトッピングとして乗せてあげると喜びます。
ただし、ネバネバに苦労する犬もいるかもしれません。
食べた後は、しっかり歯磨きしてください。