ラブラドールレトリーバーに適したドッグフード

ラブラドールレトリーバーは 介助犬や、警察犬になり、頭もよく従順で素直な犬です。
原産国はカナダで、多目的な水中回収犬でした。
今でも、非常に活発な性格をもちますので毎日の運動は欠かせません。
そして、その運動に見合ったドッグフードを与えなければなりません。
ラブラドールレドリバーは、股関節形成不全や、皮膚疾患、腫瘍、拡張型心筋症にかかりやすい犬種といわれています。
ラブラドールレトリーバーに与えるドッグフード選びで必要なポイントは、その犬の症状に合わせて選ぶのが一番ですが、「グレインフリー」「無添加」「ヒューマングレード」「タンパク含量・質」「ミネラルバランス」の5点を重視するとよいでしょう。
具体的には体毛や皮膚の健康を維持するために、良質な脂質とケラチン。
関節をサポートしてくれる、グルコサミンや、コンドロイチン。
心臓をサポートしてくれるタウリンやLカルニチンを重要視して選ぶとよいでしょう。

よくある症状の「外耳炎がなおらない」「皮膚の痒みでかいている」「アトピーやアレルギーの症状がある」などの場合は、アレルゲンを除去してあげるのが一番です。
ラブラドールレトリーバーは水中で獲物を追う犬種で、泳ぎも上手です。
そのため、耳の中に水が入りにくい構造になっていますが、それは通気性の悪い耳の構造ともいえます。
そのため、耳のトラブルが非常に多くなります。
「耳が臭い」のも外耳炎の可能性があります。
ひどく掻きむしることで耳介の中で出血が起こり「耳血腫」になる可能性が有ります。
外耳炎は「細菌性」「マラセチア性」のものもありますが、食物アレルギーが絡んでいることも珍しくありません。
また、アレルギーやアトピーは水分の蒸散しやすい皮膚の薄い部位から始まる傾向があります。
掻いたり、噛んだりすることで悪化しやすい傾向にあります。
その予防改善のためには、「グレインフリー」「無添加」「単一タンパク源」のドッグフードを選ぶとよいです。

股関節形成不全、肘関節形成不全は、遺伝的に股関節のくぼみが浅い犬に発症します。
ほとんどが、大型犬の急激な骨の成長と筋肉の成長のアンバランスさから起こります。
関節炎も発症している場合が多く、歩けなくなる場合もあります。
初期症状として、腰を振って歩く(モンローウオーク)、横座りなどの症状が現れます。
 症状を少しでも緩和するためには、ミートミールや家禽類などの副産物が多く含まれていない、筋肉や骨格として本当に身につくタンパク質を原材料としているドッグフードを選ぶとよいです。
また、ミネラルバランスも非常に大事で、大型犬に特に大事なのはリンとカルシウムのバランスです。
それだけで丈夫な骨になるわけではなく、ビタミンDと紫外線、適度な運動が必要です。
これがそろわないとカルシウムは骨には、なりません。
ラブラドールレトリーバーの場合、股関節形成不全の予防のためにも適正体重を保つことが非常に重要です。
心臓に負担もかかりません。

良いドッグフードを選び、適切な運動をして、長生きをしたいものですね。

【参考】
ラブラドール・レトリーバーのフード:http://www.conure.org/07.html