ダックスフンド用のドッグフード

ダックスフントは 獲物を追って穴の中に入るために作られた、胴長短足の体型の犬です。
激しい運動をし、耐久力にも優れているので、かなりの筋肉量があり維持するのが大変です。
そして警戒心や意志の強い犬種なので、フードの好みも激しいです。
ドッグフード選びの決め手は、基本的にはグレインフリーと低脂肪、関節のためのカルシウムとグルコサミン、それと、筋肉を維持するための良質のタンパク質です。

一番問題になるのが肥満です。
運動量の激しい犬種なので、運動不足になるとすぐに肥満になります。
健康管理を怠ると椎間板ヘルニアなどの重い持病を患ってしまいがちです。
ダックスフンドのドッグフードを選ぶ際には、長い背骨を支える筋肉を保つために高タンパク質であることと、肥満を防ぐために低脂肪であることの2点のチェックが必要です。
肥満になるからといって、ダイエットドッグフードに変えると、毛並みがぱさぱさになったり、体調を崩したり、すぐお腹が空いてストレスがたまったりするので、常に適度な運動量が必要です。

次に問題になるのが、涙やけ・目やにを起こしやすい犬種だということです。
涙やけ・目やにの原因のひとつはドッグフード中の添加物が体に溜まってうまく排出できず、涙に含まれて出てきてしまって涙やけをおこすといわれています。
そのために添加物の入っていないドッグフードを選んでみてください。

毛並みが悪かったり、皮膚炎ができてかゆがったりする場合の原因も、添加物によるアレルギーの場合があります。
アレルゲンを除去しても、改善されない場合は、タンパク質不足や、腸内環境が悪い場合が考えられます。
ドッグフードのタンパク質量をもう一度見直してください。
高タンパク質のものに代えてみるのもひとつの方法です。
便秘・下痢などお腹のトラブルで悩むことも多いのがダックスフントです。
原因はいろいろありますが、ドッグフードをグレインフリーにするのも良い方法です。
穀物が消化できずにお腹のトラブルになる場合が多いためです。

ダックスフントはとてももの覚えがよく頭のいい犬種です。
だから、一度おいしいものの味を覚えてしまうとなかなか市販のドライフードを食べずに、フードをローテーションさせたりトッピングをしたりと工夫を重ねます。
ドライフードをおいしそうに食べてくれないとかわいそうで、ついトッピングやおやつを足してカロリーオーバーになりがちです。
肥満につながってしまいます。
大変でしょうが、かわいい家族の一員のためです。
一緒に運動をして、肥満にならずに、ストレスをためないで、元気な生活ができるように ドッグフードを選んであげましょう。